アフィリエイトで誰もが一度は興味を持つ、IP分散による自演リンク。
そもそも論としてGoogleは、Googleのアルゴリズムの裏をかくブラックハットSEOを悪としています。
Googleのコアアルゴリズムにペンギンアップデートが組み込まれてからは、自演リンクはオワコンというムードにもなりました。
ですが、駄目といわれると気になるのが人間です。

って、思いますよね。
結論から言うと、自演リンクで絶対あがる保証はありませんが、効果が出ちゃうこともあります。
ただ、昔に比べるとかなりテクニックが必要になってきています。
そこで今回は、そんなブラックボックス的な存在である自演リンクについて紹介します。
「リスク承知で自演リンクしたい」という方におすすめのIP分散サーバー3選
まず、「自演リンクやIP分散のメリット・デメリットは把握している」という方向けに、おすすめのIP分散サーバーを紹介しておきます。
サーバー名 | 月額 | メモ | 公式サイト |
---|---|---|---|
IQサーバー![]() |
3,500円/月 | 初期費用無料 10日間無料お試し期間あり |
公式サイト |
TICサーバー![]() |
4,320円/月 | IQサーバーよりもやや割高 ボリュームディスカウントあり |
公式サイト |
CIPサーバー![]() |
2,500円/月 | 初期費用3,000円 長期利用するならコスパ〇 |
公式サイト |
IP分散サーバーの選び方
サテライトサイト用であればスペック等はそこまで気にしなくても大丈夫なので、はっきりいってどこのIP分散サーバー業者も大差ありません。
最低ロット数と単価で、自分にあったレンタルサーバーを契約してください。
ここでは、
- IPアドレスがクラスC以上で分散されている。
- 国内IPを提供している。
- 料金が安い。
- 少ロット数から契約できる。
を満たしたサーバーを紹介します。
これ以外にも、探せば無名でもっと安いIP分散サーバー提供会社がありますが、あまり安すぎるところは怪しいのでやめた方がです。
IP分散サーバーといっておいて、実は全然分散されていなかったり、スパムと認識されているIPを提供している等、悪質な業者もいるので注意してください。
IP分散サーバーの料金比較表
国内の主要なIP分散サーバー業者の、簡易料金比較表です。(金額表記はすべて税込みです。)
サービス名 | 場所 | 初期費用 | 最低ロット数 | 1IPあたり | 一か月あたり※1 | 無料期間 |
---|---|---|---|---|---|---|
IQサーバー![]() |
国内 | 無料 | 10IP | 350円 | 3,500円 | 10日間 |
TICサーバー![]() |
国内 | 無料 | 10IP | 432円 | 4,320円 | – |
CIPサーバー![]() |
国内 | 3,000円 | 10IP | 250円 | 2,500円 | – |
Joe’s | 国内 | 無料 | 1IP※2 | 650円 | 6,500円 | 7日間 |
123サーバー | 国内 | 無料 | 5IP | 514円 | 5,040円 | 30日間 |
UltraDmain | 国内 | 無料 | 10IP | 356円 | 3,560円 | 14日間 |
ABCサーバー | 国内 | 無料 | 50IP | 648円 | 32,400円※3 | – |
※2:Joe’sは1IPから契約できますが、かなり割高です。
※3:ABCサーバーは最低ロット数が50IPなので、50IP契約した場合の金額を記載しています。
以下から、おすすめのIP分散サーバー上位3つを個別に詳しく紹介します。
最小ロット数10個から契約できる「IQサーバー」
初期費用0円で、契約の最小ロット数は「10IP」です。
10日間の無料お試し期間があるので、「IP分散サーバーがどんなものか確認しつつ始めたい」という場合に導入しやすいです。
国内IPで10IP契約した場合の料金は、税込みで月額3,500円です。12か月分を一括で支払うと、5%割引が適用されます。
IQサーバーでは、たまに新規IP補充のタイミングで国内IPの新規割をやっているので、チェックしてみてください。
ボリュームディスカウントがある「TICサーバー」
TICサーバーは、初期費用0円、契約の最小ロット数が「10IP」から契約できるIP分散サーバーです。
国内IPで10IP契約した場合の料金は、税込みで月額4,320円です。
10IPの場合はIQサーバーよりも割高ですが、TICサーバーではボリュームディスカウントがあります。100IP、500IPと大量に仕入れたい場合はこっちの方が割安です。どちらかというと業者向けです。
1IPあたりの単価が安い「CIPサーバー」
CIPサーバーの国内IPは、初期費用が3,000円かかりますが、そのかわりに1IPあたりの単価が安いです。
国内IPで10IP契約した場合の料金は、税込みで月額2,500円です。
長期利用するようであれば、コスパが良いです。
私はIQサーバーとCIPサーバーを契約していましたが、管理の都合で今はIQサーバーに統合しました。
IP分散サーバーを契約する際の注意点
IP分散サーバーを契約する際ですが、以下の点に注意してください。
安い海外IPでなく、国内IPを契約する
IP分散サーバーを提供する会社では、海外IPと国内IPの2種類を扱っています。
海外IPはカントリーコードが海外のIP、国内IPはカントリーコードが日本のIPです。
海外IPの方が安いですが、国内IPを契約するようにしてください。
なぜなら、「日本国内のサーバーに設置された、日本語で運営されているサイト(←メインサイト)」がもらうべきリンクは、「日本国内のサーバーに設置された、日本語で運営されているサイト」からの被リンクだからです。
海外IPでサテライトサイトを作成してメインサイトに被リンクを打つという事は、日本語で運営しているサイトが、海外IPから大量に被リンクをもらうということになり、不自然です。
また、IP分散サーバー業者は、IPがあまっている地域(インド・アフリカ等)のIPを安く仕入れて卸しているだけなので、結構不安定です。
マルチドメインプランではなく、シングルドメインプランを契約する
自演リンクのリスクを抑えるためには、マルチドメインプランではなく、シングルドメインプランを契約した方がよいです。
マルチドメインプランは、シングルドメインプランに比べてディスク容量が大きいプランです。
マルチドメインプランでは1つのサーバー(1IPアドレス)に対して複数個のサイトを設置できるのですが、1つのメインサイトに対して複数のサテライトサイトからリンクを打つ場合は、すべてのサテライトサイトのIPは分散しておいた方がよいです。
ただ、以下のように2つ以上のメインサイトに対してリンクを打つ場合は、マルチドメインの方が割安になるケースもあります。
複数IPセットを契約する場合は、IPが重複しないように確認する
複数のIPセットを契約する場合は、セットをまたいで重複したIPを契約しないように、事前にIPアドレスを確認しておいた方がよいです。
例えばIQサーバーの場合、10IPを1セットとしているので、20IPを契約する場合は、1セット目と2セット目で重複するIPが無いようにした方がいいという事です。ちなみにIQサーバーでは、契約前にセット内のIP情報を全て確認できるので安心です。
IP分散のためだけに、エックスサーバーなど通常のレンタルサーバーを複数契約しない
IP分散のためだけに、通常のレンタルサーバーを複数契約する、というのはやめた方がいいです。
IP分散サーバーは割高と書きましたが、それは総額が割高ということです。1IPあたりの金額は、IP分散サーバーの方が安いです。
たとえば、10個のサテライトサイトをすべてIP分散させるためには、10IPを用意する必要があります。その際に、エックスサーバーのX10プランでIPを10個用意しようとすると、最低でもX10プランを10個契約しないといけません。
しかも、契約した10プランがIP分散されているわけではありません。(通常のレンタルサーバーを追加契約しても、必ずしも以前契約したプランとIPが異なるわけではない、という事です。IPアドレスは、一人一個という訳ではなく、複数名で共有されるからです。)
それなので、「サテライトサイトのIP分散をしてみたいけど、IP分散サーバーはなんかハードル高そうだから、普通のレンタルサーバーを何個か契約してみようかな」というのはやめた方がよいです。
IP分散による自演リンクの仕組み
念のために、IP分散による自演リンクとはなんぞや、というところも簡単に説明します。
自演リンクは、ブラックハットSEOの手法の一つ
自演リンクは、Googleの検索結果を上位にあげるためのブラックハットSEOの手法の一つです。
Googleは独自のアルゴリズムで検索順位を決定しますが、その順位決定の要素の一つに、被リンクがあります。
これは、「多くのサイトで引用されているページ(サイト)は、良いページである」という考えに基づいています。
この順位決定基準を悪用して、自分で大量にサテライトサイトを作成し、そのサテライトサイトから上位表示させたいサイトに向けてリンクを貼ることを、自演リンクといいます。
この際、同じIPアドレスから大量のリンクを貼るとGoogleに自作自演している事がバレて、ペナルティを受ける危険性があるのですが、その対処法としてIPアドレスの分散というものがあります。
IP分散は、自演リンクをカムフラージュするための方法
IP分散は、「異なるIPアドレスのサイトからリンクを貼れば、自作自演がバレにくい」という考えに基づいた施策です。
簡単に言うと、以下のようにIP分散をしていないサーバーにサテライトサイトを複数設置して自演リンクをはると、
Google bot
オマエ ズル シテルナ!スパム ハイジョ。
Google bot
オマエ アヤシイ。デモ ショウコ ナイ。
と、Googleを欺けるかもしれない、ということです。
要するに、IP分散とは「自演リンクをバレないようにするためのテクニック」です。
IP分散は、「IP分散すれば上位表示される」という積極的な施策ではなく、「IP分散すればリスクを減らせるかもしれない」という保険的な施策です。
Cクラス以上でのIP分散とは?
ちなみに、ここで言う「異なるIPアドレス」とは、クラスC以上が異なるIPアドレスの事を指します。
IPアドレスは上記のように10進数で表記されており、クラスA~Dの4パートで構成されています。
クラスC以上が異なるIPアドレスから被リンクを貼ることによって、自作自演をバレにくくできると言われています。
クラスC以上でのIP分散が重要視されている理由は、GoogleがクラスC以上が異なるIPアドレスからの被リンクをページ評価に反映させるというアルゴリズムの特許をとっている為です。
アフィリエイト初心者が自演リンクする際に知っておくべき点
そんな自演リンクですが、アフィリエイト初心者がやる場合は注意が必要です。
昔は、大量のペラサイトから自演リンクを打てば結構簡単に上位表示できましたが、2021年時点ではペラサイトからの被リンクではSEO効果は期待できません。ある程度作り込む必要があります。
アフィリエイト初心者がIP分散による自演リンクを行う際に知っておくべき事を解説します。
1.古い情報を鵜呑みにしない
アフィリエイトのやり方をネットで調べると、アフィリエイトで稼ぐノウハウを紹介するサイトや、「アフィリ収益公開します!」系ブログが大量に見つかります。
このようなサイトでは、ブラックハットSEOのやり方を紹介していますが、古い情報を鵜呑みにしても、そのアフィリエイターの養分になるだけです。
情報は取捨選択する必要があります。
2.低品質な自演リンクを2~3本打ってもSEO効果は期待できない
ブラックハットの「ガチ勢」は、初期投資覚悟で50~100本単位の被リンクを貼って対策しています。サイトが飛ぶ前提でサイトを作り、Googleに検知されてペナるまでに稼ぎきるというイメージです。
2~3本程度の自演リンクをはっても、SEO効果は期待できません。
自演リンクに手を出すのであれば、腹をくくってトコトンやった方がよいです。(最初は、1サイトに5~10本を目安にするとよいです。)
3.割安なIP分散サーバーを使う
当たり前ですが、サーバー代は固定費です。家賃と一緒で、毎月費用がかかります。
IP分散サーバーを提供する会社は何社かありますが、どこも品質にはそこまで大差はありません。
これからIP分散サーバーを契約する場合は、割安のものを契約するようにしてください。
4.サテライトサイト作成には、手間がかかる
サテライトサイト作成には、やはりある程度の手間はかかります。
SEOの観点から、低品質なぺラサイトから自演で被リンクを貼るのは、効果がないどころか逆効果だからです。
体感としては、数本程度であればペナりませんが、数本ではそもそも効果が期待できません。
自演する場合は、被リンク用のサテライトサイトも、ある程度の品質が必要なので、ライターに外注して原稿を用意してください。
「それならツールでテキストを自動生成すればいいじゃん」と思った、そこのあなた!
気を付けてください。
この流れで、有料のテキスト自動生成ツールを買うのは絶対にやめてください。自動生成されたテキストはGoogleのアルゴリズムで検知されてしまうので、効果がないどころかペナルティを受けます。
サテライトサイトを作るのであれば、先行投資と割り切って外注して作成してください。(「時間はあるから、ミニマム予算でスタートしたい」という方は、まずは外注せず自分でゴリゴリ作るのもありだと思います。)

正攻法でアフィリエイトしよう
アフィリエイトで稼ぐためには、自分の頭で考えて、試行錯誤する事が重要です。
ネット上の情報を取捨選択しながら、地道に行きましょう。